科學技術振興機構（JST）より、2021年度 新規(guī)プロジェクト?新規(guī)課題の採択狀況が公表されました。

その中から特筆すべき大型採択案件をご紹介します。

「SDGsの達成に向けた共創(chuàng)的研究開発プログラム（社會的孤立?孤獨の予防と多様な社會的ネットワークの構築）」

山野 則子（人間社會システム科學研究科 教授）

子どもの社會的孤立?孤獨や社會的排除の問題として、

1. 子どもが聲をあげられず周囲が気づかない。
2. 學校組織が教師の抱え込みを生む。
3. 身近な支援が認識されず必要な子どもに屆かない。

といった問題がある。また、新型コロナウイルス感染癥の流行により、保護者の就業(yè)狀況の悪化、家族関係の悪化などを含め、ストレスを抱え、社會的孤立となる子どもの増加が見込まれる中、子どもの潛在化したリスクを早期に把握し、適切な支援につなぐシステム活用は喫緊の課題である。

本プロジェクトのビジョンは、子どもに安心を提供できる、持続可能な社會システムの実現(xiàn)である。

そのための達成目標は

第1に、例えば子どもが貧困を恥ずかしいことと思わなくていい環(huán)境創(chuàng)生。
第2に、教師が個人で対処に追われない體制の構築。
第3に、學校として地域資源を知り活用できるようになること。

である。

実施內(nèi)容は次の3點である。

1. 學校においてAIスクリーニングの実用化をめざし、スクリーニングシステムによって自動的に上記のことができるようになる。
2. 教育行政?教師?スクールソーシャルワーカー?スーパーバイザー?地域資源メンバーによるネットワークを構築し関與者の評価キャパシティを形成することで持続可能性を高める。
3. バックアップするために體制構築（養(yǎng)成講座案の作成とモデル実施、個人情報保護ボトルネック対応マニュアルの完成）を行う。

プロジェクト名	SDGsの達成に向けた共創(chuàng)的研究開発プログラム（社會的孤立?孤獨の予防と多様な社會的ネットワークの構築）
研究開発への參畫?協(xié)力機関	大阪府立大學、東北福祉大學、群馬醫(yī)療福祉大學、日本福祉教育専門學校、日本大學、大阪市立大學、一般社団法人生命保険協(xié)會大阪府協(xié)會、日本ソーシャルワーク教育學校連盟、堺市社會福祉協(xié)議會、全國こども食堂支援センター?むすびえ、大阪府、大阪府能勢町、神戸市、沖縄県など
採択率	9.0%（応募78件中、採択7件）

関連リンク

• 戦略的創(chuàng)造研究推進事業(yè)（社會技術研究開発）における2021年度新規(guī)プロジェクトの決定について（JST Webページ）

研究成果展開事業(yè) 大學発新産業(yè)創(chuàng)出プログラム（START）「プロジェクト支援型」

高橋 和（工學研究科 準教授）

小型?省エネルギーのシリコンラマンレーザーによる、光を用いた安全性が高い靜電気検知技術を?qū)g用化する。靜電気による事故?機器故障が重要な課題である宇宙分野を手始めに靜電気検知裝置を製造?販売するベンチャーの設立をめざす。

プロジェクト名	宇宙産業(yè)で安全に使用できる靜電気検知技術の開発
事業(yè)プロモーターユニット代表実施機関	ANRI株式會社
採択率	9.8%（応募51件中、採択5件）

関連リンク

• START 研究成果展開事業(yè) 大學発新産業(yè)創(chuàng)出プログラム〈START〉（JST Webページ）

研究成果展開事業(yè) 大學発新産業(yè)創(chuàng)出プログラム〈プロジェクト推進型 SBIRフェーズ1支援〉

二瓶 泰範（工學研究科 準教授）

養(yǎng)殖場では自動給餌機の導入が進んでいる。自動給餌機は人が餌やりをする必要はない。しかし、給餌機への餌補給は漁業(yè)者が行い、重労働である。本研究は革新的なロボット漁船を?qū)g現(xiàn)し、給餌の完全自動化をめざし、漁業(yè)従事者の労働軽減を?qū)g現(xiàn)する。そして、ロボット漁船事業(yè)を手掛けようとする企業(yè)への技術移転をめざす。

プロジェクト名	養(yǎng)殖場における自動給餌機の為の自動補給船―ロボット漁船―の研究開発
めざす社會実裝方法	大學等発ベンチャーを含む中小企業(yè)への技術移転
採択率	35.6%（応募59件中、採択21件）

関連リンク

• START 研究成果展開事業(yè) 大學発新産業(yè)創(chuàng)出プログラム〈SBIRフェーズ1支援〉（JST Webページ）